いかんともしがたく

Akira Wada Plays SANTANA」という企画者の度胸とその間口の広さを垣間見るCDを買う。
 
4曲入り+ギター無しマイナスワン4曲入ってる教則CD風味な奴なんですが、蓋を開けたら当然というか当たり前の様にアキラ節炸裂の痛快な1枚だった。
 
当然完コピしてるんで『和田式フレーズ』は無く普通に何も知らない方が教則として使えるには使えるのだが、タッチ、発音、ビブラート、何を取ってもサンタナ臭は一切無く、これは明らかに和田アキラである。
 
使ってる機材もPAW-7とデジタルなエフェクターなんで音色もまったくサンタナとかけ離れており売名行為なのか純粋にアキラの作品として扱うべきが異次元的な位置にあるので扱いに困る、でもイイ。
 
私も当然サンタナは好きなんですが、奏者としては余り上手い方とは思ってないので昨今の「著名人に寄生する」的な扱いじゃなくて「上手く引き出してやる」系だった超初期に戻ってくれんかのうとか勝手に思いながらもキャラバンサライとかたまに聞いてたりする。
 
ちなみにこのCD、相方の森園氏がBlackMagicWomanを良い塩梅で熱唱しているのが素晴らしい。掛け合い曲でもニールショーン張りに(笑)手堅く納めてる辺り非常に良い。