バンド名:「千早×伊織」

伊「待ちなさいよ!」
千「待ちません」
伊「どこ行こうってのよ!」
千「わかってます、今日のオーディションの敗因は歌だけに集中して審査員を飽きさせてしまった私だって事くらい」
伊「だから何なのよ!」
千「責任を取るんです、ユニットから降ろして貰うようにプロデューサーに頼みます」
伊「だから待ちなさいって、、このっ」
 
ガシッ
 
千「痛い、離してください」
伊「大体、アンタ何様のつもりよ!そうやって自分で溜め込んで自分だけ良い子で通して」
千「アナタに何が分かるんですか!」
伊「そうね、アンタはいつもそう、本当は悔しいくせに素直になれないからって自分に閉じ篭ろうとする、、だったら同情誘うような真似は最初からしないで欲しいわね」
千「とにかくオーディションに落ちたのは事実なんです、自分の力量不足は間違いありませんから、、さ、手を離して」
伊「嫌!絶対に離さない!」
千「伊織ちゃん!」
 
ふわ
  
伊「離せる訳、、ないじゃない、、」
千「伊織、、ちゃん?」
伊「放って置けないじゃないアンタ見たいな迷子、、、アタシより大人びてて、アタシより歌は上手くて、悔しいけどアタシより人気あるのに、、アンタ見たいな迷子見てると放って置けないのよ!」
千「伊織、、ちゃん、、、」
伊「フン、あーもういいわ、どうせ私はオセッカイよ、でも言いたい事はそれだけよ!さよなら!」
千「          まって」
 
がば
 
伊「 え」
千「私、ずっと観てたの、私もあんな風に笑えたらいいな、って、、でも、今の私じゃアナタの足を引っ張ってしまう、分かっていたの、、でも、どうしても傍にいたかった、でも今日の、、今日の、、う、うう、、ごめんね、ごめんなさい、、だから、」
伊「それ以上は言わないで、私だって

                                                                          • -

すいません、自分が嫌いになっていくのでもう寝ます。