エル・プサイ・コングルゥ

5pbの「シュタインズゲート」フルコンしました。


名作です。XBOX持ってて硬派なノベルゲーに興味ある人は是非やって欲しい、長いけど(笑


一言で言えば「タイムトラベル」という使い古されたSFなテーマを再検討して作ったギャルゲー。そうだギャルゲーだ、異論は認めない。

時間移動というトンデモな設定を色んな角度から真面目に見直して何種類もお話を用意するアイデアとそれを最後に1つに纏め上げる構成力が凄く面白い。しかも最後は切なくてロマンチックなオチがちゃんと用意されております、なぜならこれはギャルゲーだから。確かに後半戦の怒涛の伏線回収には結構ご都合主義があるんだけど「こまけえ事はどうでもいいんだよ」レベルなのでOKです。
シナリオ以外に面白かったのは各キャラの芝居が効果的に機能してる点。ミスリードを狙って何気ない会話に伏線を絡めようとするとプレイヤーは本当に無意味な会話だと判断して無視する事があるんだけど 役者が面白可笑しく演技してくれるのでツイツイ聞いてしまう、それで後半で振り返ってみて ああ!なるほど! という場面が多々あり良く考えてるなぁと。
主人公の宮野真守の厨二振り、明らかに困惑する表情が見える田村ゆかりの達者な芝居も良いのですがやはりココは まゆしぃ役の花澤香菜の勝利でしょう、多分他のキャラは代役が可能だけど まゆしぃ は花澤さんじゃないと無理だと思う。と言うか まゆしぃ死にすぎでカワイソス。
後はキャラデザインが独特。コレは公式サイト等を見てもらうとして萌え萌えっとした絵じゃなくて挿絵みたいな感じ。だが萌える!なぜならコレはギャルゲーだから。


「428」みたいにその場その場で結果が分かってその積み重ねでお話が進んでくタイプじゃなく、じっくり長々と説明して、せーのドン!でエンディングまで行くので、前半戦にもう少しフックが有ると良かったんだろうけど、重要な場面ではその都度何が起きててこれから何をするか2−3行でまとめて説明してくれるので話をロストする事が無いから集中力が切れる事は有っても話に飽きる事は無いです。良く考えてる。


面白かったー