428を語る。

ということで「428」をクリアした、と思うので感想なんぞ書いてみる。


まず話が良く出来てる。これはゲームをやれば良いので省く!


次にシステムが良く出来てる。
選択肢を選んでザッピングする方法と、文章内にあるキーワードを引き金にザッピングさせる方法2つを上手く利用して各キャラのフラグを相互で補完していくというシステム。ここに各キャラの時間軸が重なるので 全然リアルタイムじゃないのにリアルタイムで話が進行しているように思えてくるから不思議だ。
感心したのは そのシステムの応用が既に作中で出てくる点。要は各キャラがリアルタイムで相互補完していく話もあれば、先ずは特定のキャラでBAD ENDまで進み、それを回避する為に各キャラが時間を遡ってフラグを解除して結末を変える、なんて事がある。後半はそこら辺が全部盛りで来るので面白い。なんとなくルービックキューブを思い出した。


難易度も「良く考えれば分かる」程度で「コイツはこう、だからコイツはこう」と方向付けて行くとちゃんと進めるようになってる。その分ミスリードが非常に巧みで引っかかりまくった。
かなり初期の段階で選択ミスしてても話が最後まで進んじゃうし、それなりにNGルートを読まないと解けないルートもあったり、その逆で全く無意味なNGルートを信じたり(うどんやのオバチャンの話とか、「撃つならためらうな〜」とか完全に信じ込んでた)お陰で何度ミノさんを爆死させた事か、、(T_T)/~~~


後は演出が面白い。舞台劇というか、実写による漫画表現に加えて音響を追加、映画的でもあるし文章でしか出来ない世界でもある、良く考えてるよなぁ。文章も徹底的に丁寧で適度に押し/引きがあって疲れずに読めた。「こういうのが読みたい」という製作側の熱意が凄く感じた、、、、が既読を飛ばせないのは面倒だったな。


確かにコレは名作だわ、面白かった。


このゲームのテーマ曲「世界はそれでも変わりはしない」もゲーム前に聴いた時は「普通」だったんけどゲーム後に聴いて神曲になる。頭の「ジャカジャーン」は必ずジャンプして弾きます(笑