CDとか

INVITE/PRISM:
私が宇宙一尊敬するギタリスト、和田アキラ率いるプログレ/フュージョンバンド PRISMの新譜。購入したCD屋のタタキには「ポップでソリッドなサウンドと書いてあったのでCD屋も苦労してるんだなぁとしみじみ思う。


やはり今回も敷居が高い。後期クリムゾン風な曲も有れば、環境音楽みたいな奴もあるし、訳がわからん。キャッチーなメロディはなく楽曲と言うには余りにも表現力が欠けている。そういう点では前作「Blue」を更に広げた感じ。製作側が余計なところを狙っておらず何も考えてない事がわかったんで安心する。

でも、そこはやはりPRISM、じっくり4−5回通して聴くと「色」が見えてくる、こうなると俄然とこのCD面白くなってくる。不思議な話なんだけど1回聴くのと2回聴くのじゃ印象が違う。自分の記憶力が無いだけかも知れないけど聴いた時に見える「色」が毎回違うんだ。私はPRISM信者ですからクサイ事平気で書きますよ(笑


本来のPRISMってのはパズルチックでアグレッシブな曲やメランコリックな曲をバックにギター/ベース/ドラムが会話している状態を言うので、そういう部分なら名作「【mju:】(ミウ)」の方を聴いて欲しいのですがコレはコレでやっぱりPRISMだった。


あとは和田アキラ師匠のギターが本当に素晴らしい。
この人より技術的にも感情表現的にも上手い人は大勢いると思うしそれはそれで凄い事なんだけどこの人以上に「和田アキラ」というギターを弾ける人はいないと思う。