CDなど

To the Core/Vinnie Moore:
心の師匠の一人ヴィニームーアのソロ。
 
私は
 
「だってヴィニーが使ってるんだもん」
 
という理由でMUSICMANのシルエットを買ったくらい大好きなんですがジャケでは最近になって乗り換えた「Dean」のギターを抱えた師匠のお姿が。分かりました、Deanギター買います(買うな
ヴィニーといえば「Shrapnel」レーベル出身のハイテクギターマンでして練り込んだ様式美な楽曲(今で言いうプログレメタル/爆笑)に割りと情熱的な泣きのフレーズが食い込んでくるのが凄い好きでして 直線的なフルピックより曲線的なスィープを多用するその奏法は凄く勉強になりました、全く弾けないけど。
スィープも6−5弦辺りから始まるダイナミックなものや、6→1弦で下降、戻って4弦から更に別フレーズで下降、とか摩訶不思議なフレーズが多く、有る程度曲芸として使っていたとしても和音の独特のキラキラ具合に興奮したモンです。全く弾けないけど
 
だがしかし、今回のソロにはそういうのが一切無い、結論から言うとダメ。師匠、引き出しが少なすぎです!!
 
2,3適当なフレーズ&リズムに合わせてジャラジャラとフリーで弾くという感じの曲が収録されており、それはそれで良い、、良いのですがフレーズ、進行とかヒネリ/シカケが乏しくどうしても地味、フレーズをシンプルにすればするだけ、個々のパートをもっと自由に遊ばせないと面白味に欠けるのに、、、それこそyoutubeなど昨今上がっている「腕自慢」な方々と同じレベル。ぶっちゃけそういうyoutubeをまとめているサイトを見ている方が真剣さがある分、タメになります。
これはそういうコンセプトのCDなのかも知れんが、それにしちゃお手軽すぎだよなぁ。
  
The Best Of GHS/GHS:
そのShrapnelレーベルの中でJazz/Fusionよりのギターレーベル「ToneCenter」ってのがありまして、まぁ最近でいうグレッグハウ辺りが該当するかな、ココからの1枚。
GHSってのは「Frank Gambale、Stu Hamm、Steve Smith」の苗字を集めた略ね、言うなればWINSだ(笑)
 
参加メンバーで分かるように いわゆる「Hard Fusion/Heavy Jazz」という奴でアホみたいなフレーズがバシバシ飛び交うそこは音のJR渋谷駅前交差点。
 
上記2枚ともギターだけに絞って聴いてみても 同じフリースタイル系のインストなのに 技量的には同レベルの2名の出音が何がこうも違うのかと興味深い。