CDとか

すいません、最近割りと大変なんで聴いてる音楽が荒んでます(笑
 
The Black Swan Epilogue/Bibleblack:
こりゃすげぇ。PVを見て一発で気に入りまして(このブログにも貼った)新譜が届いて早速拝聴。デスメタルというよりSoilworkみたいなエクストリーム系のメロディアスなメタル。
デスメタル的なリフの上(若干ドゥーム臭がする)でブラック臭のするボーカルが暗黒臭を吐き出すスタイルなんですが割と頭良く整理されており洗練されてる。
テクニカルに疾走するリフの上で高速乱舞するツインリードがあると思えば、ぐったりズムズムと進む曲もあり、引き出しが多彩。高速で爆発を繰り返すDimmuborgerみたい(笑
日本版ボーナスの「BlackBird」(ビートルズね)も非常にセンス良くカバーしてる(当然陰鬱になってる/笑)
いわゆるデス/ブラックの「保守」と「先鋭」のバランスを取る時に生じる矛盾を このバンドは「演奏技術」で押し切れる勢いとセンスを持ってる
凄いバンドだ。
 
ちなみにこのバンドのPVをyoutubeで探すと関連する動画が割りと残念なことになる(笑
Occidentale Magik/Stargazer:
『Atheist+B級ブラックメタル』これ、的確な表現だと思う。この謳い文句にどれだけ価値観を見出せるかだと思う(見出せた方、友達になってください)
来日記念盤の割りに曲目しか載っておらず歌詞どころかメンバーの表記も無い(中古で買ったからインナーが無いだけかもしれない)のでネットで調べると3人編成でしてメンバーの名前が
 
THE SERPENT INQUISITOR(邪教の裁判官)…ギター
GREAT RIGHTEOUS DESTROYER(道徳を破壊する偉大な者)…フレット/フレットレスベース
 
 
ココまで来てクラッっとする、あーこれこれ やはりデスメタルの演者はこうでないとね。
で、ドラムの方が、、
 
SELENIUM(セレニウム)…打楽器 
 
何故元素記号????なんか他の意味あるのかしら。
 
さておき、中身は割とドタバタ気味のブラストドラムの上で単音とコードワークを絡めたキテレツなリフをGとゴリバリなBaがチェイスしていくという非常にテクニカルな感じ。方向性としてはスラッシュメタルの派生系に近く乱雑で全く洗練はされてないけど独特のセンスがある。
 
World's Downfall/Terrorizer
紛失したので再確保。 
もうコレに関しては私ごときが云々言うもんじゃないでしょう。まだ「DeathMetal」が「Grind Core」と呼ばれていた時代の名作です。
内容的にはハードコアとスラッシュの分岐的な位置にありまして、今の時点で聴くと割りと「普通」と思うリフ/展開/考え方が満載されたある種の教科書であり、これが20年前の音源だと思うと恐れ入る(1989年発表)
個人的にはリズム隊が敬愛するMorbidAngelの方達なのでそこら辺の関連性が興味深く、ひいてはM.AngelのフォロワーであるVADERとの関連を考えると更に味わい深く聴ける1枚。
 
これ聴いててトレイアザゴス師匠は「あああ!!この部分でギターソロ弾きてぇ!!!一杯弾きてぇ!!!」って思ったんだろうなあ(笑