鉄分補給。

EVISCERATION PLAGUE/CANNIBAL CORPSE:
傑作だった前作「KILL」に比べると若干落ち着いた感じで、コイツら特有の独特なリフをシンガロング出来る曲(DevouredByVerminとかSentenced to a Burnみたいな?)のが少ない分複雑に展開/疾走する曲が多い。「KILL」ほどの圧倒感/爽快感は無いけど2枚併せて聞くと色々と見えてくるナカナカの1枚。
 
メイキングがDVDで付いており此方も普通にNHKで流せるくらいのキチンとしたドキュメンタリーな内容になっております。「俺、昨日で40になったんだぜ〜」って言いながらBPM200のブラスト曲をドラムが一発録音して喜ぶシーンは涙が出てきた。「やっぱストールに座って叩いてちゃ良い音出ないよな〜」って専用椅子(なんていうんだアレ)に座って打点を一生懸命さがしているシーンとか、「チューニングは大切なんだよ」と丁寧に弦を張るシーンとか、「ツアーでの湿気とか環境による影響を受けづらいよこのベースは」とMODULASの5弦を説明したり「だからこそ発音を正確に行わないといけないんだ」と悩むVo、名言/名シーンの連発で泣けた。
 
今月の某B!誌にディスコが載ってて「TOMB OF THE MUTILATED」と「KILL」がオススメ!とあるが、個神的には「逆回転した掃除機のような声」の前任者がいた時代の屈指の名曲、その名も「Fxxked With a Knife(自主規制/笑」を初め割とキャッチー曲が多い「BLEEDING」と後任者のシャープでリズミカルな掃除機声が光る「VILE」もオススメ