CDとか

ローゼンメイデン・ウェブラジオ 薔薇の香りのGardenParty』番外編 水銀燈の今宵もアンニュイ クリスマススペシャル/水銀燈
田中理恵最強伝説の第3章。
 
演者がキャラにinputする事でキャラが強化される、これがアイマスの特徴の一つであり、それを前面打ち出した『ラジオdeアイマshow』は毎週非常に楽しく拝聴しておりました。古くは「見つめてナイト」に始まりこの手のキャラ演じ型CD・ラジオというのは声優と言う利点を最大に生かした手法ではないか?と思う。繰り返し言うが
 
TBS辺りのスタジオでお姉ちゃんがハガキ読んでます 
 
といわれるより
 
どこぞの王国から魔法をつかって貴方一人一人にメッセージを送ってます
 
と言われた方が何万倍も楽しい。ちなみに「みつめて〜」の最終回は軍の襲撃を受けて巻き添え食らったソフィア(=DJ)が大怪我を負って病院のベッドの上から魔法をかけてるんだけど、だんだん衰弱してきて魔法力が弱まって行って終わる、とかそういう話だった気がした。ね?ゲーム欲しくなるでしょ?(笑
 
話が逸れた。勿論演者さんは皆、そうだと思うんですが、群を抜いてミンゴスや若林の「入れ込み具合」は凄いと思ってたんですね、それに比べて昨今の若手はぶつぶつ、、保守的に言うならお前ら、役に馴染みもしないのにキャラCD出してるんじゃネェ!声が違ってるじゃネェか!ボヘボヘ!的な考えを持っておりました。 
 
で、その認識を真っ向からひっくり返された1枚。圧倒的に完敗。悔しいがやはり実力ある方が本気で入れ込んだ時のその破壊力はやはり凄かった。正直、第二期『ラジオde〜』全部集めてもこのCDの本気具合には勝てないと思う。
 
ハガキを読み上げ「ありがと」の言い回し、「銀様、ニュイニュイ〜(あいさつ)」に対しての「にゅいにゅい」と相槌をうつ「言わされてる感」、自分で読み上げたハガキに対しての「知らないわよ」とツッコミを入れるそのタイミング、、、全てが完璧、全てが「Very水銀燈」であり、田中理恵という演者の思い入れとその実力が高次元で合体、スゲー内容になった。1回でイメージを固めようとせず1時間かけてゆっくりじっくり刷り込んでいくそのテンションの持続力と集中力、、これは完全にNHKのクオリティ。
 
相方にこれまた違う死線を潜り抜けてきた河原木「中には誰もいませんよ」志穂を向かえ、独り善がりにならないシナリオも凄いが 沢城、真田、野川、津久井くんくん探偵ね)をチョイ役に配する事で見事なアクセントを叩き出している、特に野川の
 
「ヒナ、照れるなの〜」
 
は本当に照れてる感じで萌えた、ヤベェこの俺が幼女萌えとは不覚。
 
落語CDとかあそこら辺と普通に並べておけるエンターテイメントの粋にまで達している。これはフリートーク集でもドラマCDでも無い、純然たるエンターテイメントCDだ、いや素晴らしい。
 
いや普通に凄いよコレは
 
ヨロシクREDZONE/後藤邑子:
最近ネトラジ「ねぶら」でそのイメージを木っ端微塵に破壊された後藤邑子さんのマキシ。氣志団失敗な1曲目、80年代アイドル失敗な2曲目、歌唱もマアマア、、と楽曲としてはアンマリ評価できないんだけど番組テーマ曲の3曲目と合わせてリスナー向けのグッズみたいな位置。
 
3曲目は らっきー☆チャンネルと同様のフォーマット(「あいまいネットダーリン」ね)で、陽気な曲調にダラダラと歌が乗り、左右で司会の2人が適当にゴチャゴチャ言い合う内容。こういう曲の方が確実に強いと思うんですけどネェどうなんだろう。
 
Some Enchatnted Evening/BlueOysterCult:
長生きはするもんだネェ。名LIVE盤の再発に伴い当時のライブをDVD化した1枚。
 
BOCというと個神的には人格形成レベルまで影響のあるバンドさんでして、ロックというかサイケというかポップスと言うか不思議な曲調がメインで、ショボイアルバム盤に比べて圧倒的なインタープレイを展開するライブ盤がスゲー好きだった。この頃から完コピ嫌いと言うか曲を崩す考えが生まれてた訳だ(笑
 
そもそも当初の入手媒体がテープ、しかも当然活動は終了してるバンドなので、情報源が全く無く『視認した事』も無かった。余計にミステリアスな部分が残り、どんなバンドなのかなーと想像するのが楽しかったんですね。
 
で、そんな彼らのライブのVHSを中古屋で見つけた時はスゲー興奮してもう飯とか食わないで帰宅、実家のリビングにある唯一のVHSで再生したんですね。ああ、どんな知的な人たちが演奏してるんだろうワクワク、、、
 
数分後VHSからは『全身キラキラのラメスーツに大門団長グラサンをつけたヒゲモジャとパーマがモミアゲで接合した奇怪なおっさん』がギターを弾いてる映像が流れてきました、、誰、、、?この変な、、、サイケマン、、、、?声がエリック・ブルームだけど、、、え 誰?
 
エリック・ブルームその人でした。
 
その隣で『白のスーツにピンクのYシャツ、チョビヒゲで小粋にギターを弾く怪しいヒスパニックなおっさん』がいるんですね
 
名手と崇めてたドナルド・ローザーでした。
 
メディアというのは如何に非情なのか痛感した瞬間でした。後ろで見てた母親が「なに、この汚い人達」とか言ってたのはもう遠い記憶です。
 
今回のオマケDVDもやはりパーマグラサンとチョビヒゲが生き生きと演奏しておりまして中々の出来。NWOBHMの影響も絡めてAORとして生きていく事のできなかったロックバンドの1つではあるんですが、インタープレイを含めて楽曲の練成具合というのを考えるとやはりロックバンドとしてあるべき姿の1つだと思うんですよね。RUSHほどテクニカルじゃないし、POLICEほどはオサレでもなかったけど、私は大好きだなぁBOC。