「この瞬間を待っていたぞ」

俺「瀕死のお前が眠りにつくこの時こそが勝機!」
鳥「グーグー(どうせ一発、二発食らったって、また競り合って打ち勝ってやるさ)
俺「ふ、また、片手剣で1発、2発当てた所で負けないとでも思っているのだろう」
鳥「グーグー」
俺「鳥よ、いい事を教えてやろう。
 
ゲッターロボという最強のロボットがいた。全身が兵器のようなこのゲッターは侵略者である恐竜帝国の攻撃を幾度と無く防いできた。
 
ある時、力押しで攻める事に疑問を感じた恐竜帝国側は超音速で飛行するミサイルロボを開発し早乙女研究所へ発射した。ただでさえ音速で飛ぶのにソコにロボが組み込まれているこの兵器、その余りの速さ故にゲッターの必殺技であるゲッタービームでさえ捕らえる事が出来ない。
 
早乙女研究所は破壊される、、誰もがそう思ったその時ミサイルの軌道上にゲッターは立ちふさがった、両手を広げミサイルを止めるといわんばかりに。
 
しかし、超音速で飛んでくるミサイルに串刺しにされるゲッター、、、、恐竜帝国の誰もがこの光景にに歓喜の声を挙げる、、、いまだ、、ゲッターごと早乙女研究所を破壊してしまえ、、、
 
その時パイロットの流竜馬はこう呟いた、、、
 
「やっと、捕まえたぜ」
  
鳥「グーグー(マ、マサカ?!)」
 
俺「そう、腹部が破壊されたまま上半身のみで稼動するゲッターがそこにはいたのだ。そして竜馬が叫ぶ
 
「覚悟を決めた人間が何をするか思い知れ!!」
 
至近距離でゲッタービームを食らい破壊されるミサイルロボ、こうして地球の平和は守られたのだ。
 
わかるか鳥よ、、俺が今から何をしようとしているかを、、
 
             ゴソゴソ
 
鳥「グーグー(え?それってタル爆弾じゃ、、)」
俺「今の俺にはこのタル爆弾に離れた所から石をあてて起爆させる程の操作技術は無い。」
鳥「グーグー(って、なんで目の前に設置するの?)」
俺「いいか鳥、敢えて言わせてもらうぞ

 『覚悟を決めた人間が何をするか思い知れ!!』
鳥「グーグー(ちょwwwwwおまっwwwwww)」
 
眠りこける鳥の目の前に置かれたタル爆弾(大)に蹴り込む
 
俺「This is 大和魂!!」
鳥「ヒデェ!」
  
まさかのタル爆弾ゼロ距離発破で勝利する。
 
翌日 木っ端微塵に吹き飛んだイャンクックの残骸の横に笑顔でサムズアップをする黒焦げになった男が発見されたそうな、、、